秋が深まってきましたね。
夏が終わると、保育士向けの研修の依頼がちらほらと。企業研修も時折入ってきております。
そして、いくつかの顧問先では、職員キャリアコンサルティングのシーズンです。
年1回のところもあれば、年3回というところも。
新規で依頼をいただいた園には、なぜ「キャリアコンサルティング」が必要なのかということを丁寧に説明します。
対人援助という仕事は、動作や言葉遣い、目の配り方ひとつ一つに、自分の価値観や大切にしたいことが現われます。
保育の仕事は、仕事そのものが自分の大切にしたいことを表現する仕事でもあるのです。
自己理解を深めるということは、自分に自信を持つことでもあり、
それが自分の保育に対する自信にもつながります。
さらに、自分の保育が園の方針に沿っていることを再確認することにもつながっていきます。
昨今、ニュースで「不適切保育」という言葉を聞くたびに、胸がざわつきます。
自分はどうなのだろうか?
あの動作はどうだったのだろうか?
キャリアコンサルティングは、自分自身を客観的に振り返る時間です。
キャリアコンサルティングでテーマとして取り上げることで、
あの時のあの行動は、自分のどんな価値観に基づいた行動だったのかを客観的に振り返ることができるようになります。
何度も受けている人は、普段の保育の中でも自分の行動も客観的に振り返るスキルが高くなります。
保育の質を高めるために、キャリアコンサルティングはとても有効です。